今から14年前衝撃的な番組が始まった、その名も「チンパンニュースチャンネル」。司会者にチンパンジーのゴメス・チェンバリンを起用して始まったこの番組は、日本に笑いを降り注がせた。まさしく、テレビ全盛期というところだろうか。携帯電話はまだ主流はガラケー。多くの人が携帯で動画を観ることはなく、その代わりにワンセグでテレビを見ていた時代である。そんな時代の名番組について、今日は思い出を語ろうと思います。
【すごい】伝説のテレビ番組「チンパンニュース」という可能性を見出した傑作【面白い】
- 【すごい】伝説のテレビ番組「チンパンニュース」という可能性を見出した傑作【面白い】
- ゴメスが賢くて、めちゃくちゃ面白い!
- 2010年代前半から一気にテレビがつまらなくなり……
- 2020年代は大容量通信時代が来る
ゴメスが賢くて、めちゃくちゃ面白い!
まず、実際に動画を見ていただきたい。
司会者のチンパンジー「ゴメス・チェンバリン」がめちゃくちゃ良い子なのが良くわかると思います。
- ビビる大木の声に合わせて口をパクパクさせる
- 出演者を気遣う場面がある
- きちんと役目をこなす
この3つを見事にこなしており、番組をうまく引き立たせている。
昔、最初に見たときはチンパンジーの利口さに驚いたことを良く覚えています。
ほんと、面白いわ……この番組。
なんだろう、だれも気づつけない笑いなんですよね。
人間は人を傷つけて笑いを取ることが多いですが、この番組はそんな場面を観ることはありません。本当、この番組を仕掛けたプロデューサー・ディレクターは優秀だと思います。
2007年には絶滅危惧種であるチンパンジーの保護のために番組は終了となりましたが、このアイディアは本当に素晴らしいと思いました。
2010年代前半から一気にテレビがつまらなくなり……
2000年代後半まではチンパンニュースのような面白いテレビ番組は確かに存在していましたが、このころから段々とクイズ形式のテレビ番組が増えていきました。
そして、2010年になると毎日のようにクイズ形式の番組がテレビでやるようになりました。おそらくクイズ番組は、テレビ局にとってコスパが良かったのでしょう。
しかし、その結果とスマートフォンの普及、YouTubeの躍進が重なり、視聴率は落ちていきました。2010年後半になると、NetFlexやHulu、プライムビデオなども登場、そしてAmebaTVのようなネット番組も登場しどんどんテレビの影が薄くなっています。
2020年代は大容量通信時代が来る
2020年代は大容量通信時代の幕開けとなるでしょう。その大きな理由の一つは5Gの時代が来るからです。
この5Gによる大容量の通信技術により、VRを利用したライブ中継やスポーツ観戦のネット体験など、よりクリエイティブな体験が可能になってくると思います。
テレビにとってはこれ以上ない屈強に立たされるかもしれませんが、各社ともに昔に比べればそういう事業にもかなり力を入れ始めていると思いますので、この波にきちんと乗れればテレビ業界も生き残る術が見つかるかもしれません。
後半は「チンパンニュース」に関して、全然関係のない話になってしまいましたが、今後「チンパンニュース」のような奇想天外な面白い番組・企画がテレビ・ネット問わず増えてくれたらうれしいです。
また、明日もよろしくお願いいたします。