今、Jリーグで川崎フロンターレが強すぎる。史上最強のチームと言われた2002年のジュビロ磐田を凌ぐ強さだとも言われている。そんな最強チームをけん引しているのがチームトップスコアラーの大卒ドリブラー『三笘薫(みとまかおる)』選手。今回はそんな三苫選手のすごさを語りたい。
川崎フロンターレの新エース『三笘薫』【そのドリブルセンスは和製カカ!】
筑波大経由のユース生え抜きルーキー
三笘選手は筑波大卒のJリーガーだが、もともと川崎フロンターレのユースに所属していた。当時、そのままトップチームへも昇格できると言われていたが、出場機会の確保のために大学へ進学した。
筑波大在学時に強化選手として昨年に川崎フロンターレ入り。今シーズンから正式入団となったのだが、ここまで既に15試合で8得点を記録。他の新卒選手と一線を画すようなセンセーショナルな活躍を見せている。
この調子でいけば、ルーキーでのJリーグMVPも見えてくると言えるだろう。
ゆるりと速度を上げる"本当に早い"ドリブル
三笘選手の特徴的なプレースタイルと言えば、やはり一番に思いつくのがそのドリブルセンスだろう。相手の間合いを外す用に上体を揺らし、ゆるりとスピードを上げると既に相手ディフェンダーは置き去りにされてしまう。それが三笘選手のドリブルだ。
三笘薫 プレー集【変幻自在のドリブラー】Kaoru Mitoma Goals and Skills-2018/2020-
海外の選手に例えると、ポッと一人の選手の名前が浮かんだ。そう、元ブラジル代表10番でACミランをチャンピオンズリーグ優勝へも導いたエース『カカ(カカー)』選手だ。
派手なフェイントは使わず、直線的に相手の逆を突いて抜かすドリブルはまさに三笘選手に近いものだと言えるだろう。
そう、三笘選手はいわゆる『和製カカ』とでも言っていいのかもしれない。
今まで、切り返しや加速が早い日本人選手は多かったが、本当の意味で”スピードがある”選手は久々に見た気がしている。
ゴール左45度は『三笘ゾーン』
ゴール左45度を得意とした偉大な選手、元イタリア代表FW『デルピエロ』選手。その角度を三笘選手も得意としている。
[Long.ver]三笘薫 ベスト・プレー・ゴール集 2020 | Kaoru Mitoma Top Play 2020, Skill & Highlights, Goals & Assists
左サイドを大きく駆け上がるとボールの切り返しを繰り返し、相手ディフェンダーをずらし、コントロールショットでゴールネットを揺らすことができる。簡単なようで非常に難しいことだ。しかし、三笘選手は簡単にやってのけてしまう。
三笘選手はリーグ戦で13点を記録し、大卒ルーキーのゴール記録に並んだ。アシストは12アシストとJリーグトップを記録。大卒でJリーグベストイレブンにも選ばれるという名誉を得ることができた。
川崎フロンターレから日本代表、そして世界のクラブへぜひとも羽ばたいて、偉大な選手になってほしい!
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