3月の終わりに予定されていた、サッカー日本代表のアジア二次予選の延期が、AFCとFIFAの発表にて、正式に決定になりました。
感染が広がるコロナウイルスの影響で、サッカーやサッカー以外の観客が大勢集まるようなスポーツで無観客試合や延期の決定が続いています。
そこで、今回の出来事が与えるサッカー日本代表への影響について、ご紹介いたします。
サッカー日本代表、アジア予選が延期決定……広がるコロナウイルスの影響が深刻化
- サッカー日本代表、アジア予選が延期決定……広がるコロナウイルスの影響が深刻化
- U23日本代表の3月の親善試合も中止、東京五輪に暗雲……
- A代表には影響なし、オーバーエイジのテストに影響?
- 東京オリンピック招集に対してクラブからの拒否されるという懸念
- 最後に
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U23日本代表の3月の親善試合も中止、東京五輪に暗雲……
サッカー日本代表にとって、打撃があったのはA代表だけではありません。
金メダルを目指す、東京五輪U23日本代表にも影響があり、3月に予定されていた親善試合の2試合が延期となりました。
これによって、五輪までに大切な親善試合を行うことができなくなったのです。
昨年の東京五輪世代は、優勝候補のブラジルに勝利したと思えば、久保や堂安が合流した試合ではコロンビアに完敗。続くAFCU23アジアカップでも初のグループリーグ敗退など、期待と不安が入り混じるような結果が多かったので、この決定は今後の運命を分けるような出来事になるかもしれません。
過去の日本代表の中で最大の海外組の数、ブラジルを破ったりしたことから、過去最強とも言われている東京五輪世代ですが、初の金メダルを獲得することはできるのでしょうか。
A代表には影響なし、オーバーエイジのテストに影響?
最初の繰り返しとなりますが、3月に予定されていたアジア二次予選の日程が延期となりました。
これにより、A代表の試合が延期になったのですが、これについて打撃があるのは東京五輪世代です。なぜなら、この3月の試合でアジア二次予選を突破し、6月の予選では大迫選手や柴崎選手を招集して、仮想オーバーエイジを含めた東京五輪世代のテストをしようと考えていたからです。
今回の影響で、6月の二次予選はテストに使えなくなってしまいましたので、東京五輪世代の準備がさらに遅れてしまうのでは?という懸念が生まれました。
個人的には、アジア二次予選なんかは東京五輪世代でも勝てるようになっていてほしいので、突破が決まっているか否かに限らず、6月の試合は東京五輪世代で迎えて欲しいと思っていますが。
東京オリンピック招集に対してクラブからの拒否されるという懸念
最後に、今回のコロナウイルスの影響は東京五輪本戦にも響いていくものと考えています。
なぜなら、久保建英選手や堂安律選手など、欧州のトップリーグで試合をしている選手たちたちにコロナウイルス感染を懸念してクラブ側から拒否される可能性があるからです。
この場合、国内組を中心にメンバーを構成することになるとおもうのですが、AFC U23アジアカップをグループリーグで敗退したメンバーが中心になってしまうからです。
正直なところ、東京五輪世代の有望株はほぼ海外組です。
国内組が劣ると言っているわけではありませんが、先日の大会の結果を受けると懸念しかありません。
最後に
今回は、コロナウイルスが与えるサッカー日本代表への影響について、お話させていただきました。
今回の出来事で一番影響あるのは、東京五輪世代であり、金メダルを取るために重圧が降り注いできました。
この逆境を乗り越えて、オリンピックで結果を残してもらえるように期待しましょう。