DELPINOTE-とあるゲームディレクターの不思議な日常-

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若手向けプラニング講座#001|ゲーム企画は自分のゲームをプレイすることが一番大事【ゲームプランナーの心得】

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自分が運営しているゲームでなかなかヒットイベントを作り出せない。そんな悩みを抱えるゲームプランナーは多いと思います。そんな時に一度振り返ってほしい。あなたは自分のゲームを本気でプレイしているのか?と。主に若手ゲームプランナーにありがちな話ですが、若手だけじゃなくてもそういう人は意外と多いです。そこで、今回はなぜ、自分が運営しているゲームを真剣にプレイしなければならないのか、という話について話したいとおもいます。

 

若手向けプラニング講座#001|ゲーム企画は自分のゲームをプレイすることが一番大事【ゲームプランナーの心得】

 

私(デルピン)について

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先日まで黒猫くろのと名乗っておりましたが、デルピンとしました。

そして、私はゲーム業界歴9年目のゲームプランナー兼ディレクターです。

アプリランキングで100位〜200位くらいのスマホゲームタイトルを運営。主にイベントディレクションを担当しており、ゲームユーザの方々が楽しめるイベント制作を心がけています。

 

自分のゲームを遊ばない人は『個性的な売れる企画』を出せない

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最初に結論ですが、自分のゲームをプレイしないプランナーの出すイベント企画は、誰かが分析した結果や人に聞いた話を基に作った企画になるので『個性的な売れる企画』が出せません。

 

ゲームプランナーにとって個性が出せないということは、そのプランナーがプラニングをする必要はなし。ゲームプランナーは自分の良さを出してこそ、評価される職業なのです。

 

そして、自分の作っているゲームは遊んでなんぼです。ユーザと同じ目線に立って遊ぶことでユーザが感じていることがわかってくるようになります。今は、データアナリティクスの分野が成長しており、色々と数値で分析できるようになってきていますが、ユーザの感じている肌感というものは常に必要です。

 

自分自身で運営しているゲームを本気で遊ぶことで、そういう細かい点が見えてくるようになります。その結果、データ分析の際に仮説が立てやすくなるのです。自分のゲームを遊んでいないプランナーの仮説ほどあてにならないものはありません。

 

自分のゲームを遊んだ上でKPIのデータを確認し、ユーザに求められていることに仮説を立て、自分らしい企画をぶつけ、その上で売上という結果を出す必要があります。

 

これは、正直経験していないとわからないことなので、まだ社会人に慣れていない若手ゲームプランナーは忙しさなどを理由に自分のゲームをプレイしなくなっていくので、意識的に続けていくことが大切なのです。

 

運営してるゲームが『自分に合わない』と感じているのはチャンス

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よく聞く自分のゲームをプレイしない理由、それが『自分には運営しているゲームは合わなかった』という言葉。そう思ってプレイしていない人は、他の人にできない企画を進めることができるビッグチャンスが眠っていることを知っておいた方が良いのです。

 

なぜ、そのような言葉が出るのか。それは自分のゲームに満足できていない印。すなわち、同じように考えている潜在ユーザがいるはずなのです。そして、そのユーザに対して、一番うまくアプローチできるのはあなた。

 

そう、その自分がプレイを続けられなかった理由を解決すれば、必ずゲームが良くなるのです。そして、その上でプレイを続ければ運営が長いゲームなら楽しいポイントは必ず見えてくるはず。その楽しくなる地点まで自分と同じ感覚のユーザをどうすれば継続させることができるのか考えれば、おのずと答えが出てくるのです。

 

これらはイベント制作にも言えることで、自分自身がそのゲームのペルソナになり、あれがあれば嬉しい・これがあれば嬉しいということを考えられるようになると、自分らしいイベント制作ができるようになります。

 

正直、私はあまり論理的思考が得意ではないので、32歳になった今でもかなり苦労しているのですが、自分のゲームをやりまくることでその点を自分がプレイしているときの直感を頼りに結果を出せているので、今結果が出ないことで悩んでいるゲームプランナーの人は、今以上に自分のゲームにのめり込んでみることをおすすめしたいです。

 

今回の記事はここまでになります。

ご愛読ありがとうございました。

また、明日もよろしくお願いいたします。