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映画|『天気の子』が面白くない4つの理由【無駄な演出・スッキリもモヤモヤもしないオチ】

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天気の子

 

自粛期間が空け、観れていなかった劇場作品を見ました。それが『天気の子』です。前作の『君の名は』はとても良い作品でしたので、『天気の子』も楽しみにしていましたが、見事に裏切られてしまいました。そこで今回は、『天気の子』が面白くない4つの理由を書いていきたいと思います。ネタバレ含みますので、まだ観てない方はご覧になってから読むことをおすすめします。

 

 映画|『天気の子』が面白くない5つの理由【映画考察コラム:ネタバレあり】

 

 

①主人公の家出に関する『動機付け』が弱い

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『天気の子』に登場する主人公『森嶋 帆高(もりしま ほだか)』。彼が中心となって物語が進行していくのですが、いかんせん動機付けが弱いのです。

 

まず、彼は離島の高校生で特に大したことない理由で家出して、東京にやってくるのですが、このバックボーンが薄いんですよね……。とくに彼の家族の話が出てくることもなく、よくあるなんか俺呼ばれてね?みたいな軽い感じの家出。

 

正直、漫画として動機が薄すぎます。ストーリーを練る時間がなかったのでしょうか。主人公としての魅力が足りてないんですよね。

 

②恋愛経験のなさを露呈する『童貞感』

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正直、こちらに関しては私というよりも、一緒に見た彼女が感じた話になります。

 

その内容は、ヒロインの『天野 陽菜(あまの ひな)』が主人公に対してあまりにも都合が良すぎる女性であることに違和感を感じたということでした。恋愛経験が少ない人間が考えた現実離れしたものであったと言えるでしょう。正直、モテない男の妄想上の女性なんですよね。

 

とある記事では、実際に”肯定派”と”否定派”の恋愛経験に差があることがわかったようです。

news.livedoor.com

③イマイチ盛り上がらない物語の『展開』

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前作の『君の名は』にはあったラストに向かっていく疾走感のある展開が今作にはありませんでした。終盤はじめの盛り上がりの途中でヒロインはなんとラブホテルで消え、いなくなります。ここ辺りから大分頭の上に『?』が飛んでいました。

 

そして、あの銃の演出は必要だったのでしょうか?警察に少年を追わせるため?たまたま銃を拾うなんてことはないので、あまりにも現実味がないんですよね。

 

この銃に関する演出のせいで、中途半端にかかわってくる警察官とかが正直うざかったです。展開の邪魔なんですよね。もし、主人公に対して警察を追わせる理由を付けるならば、一般的にも受けが良いように主人公を『不良でバカなやつ』という設定にするとよかったと思います。

 

そうすることで、銃を拾ってしまっただけのただの家出少年でしかない主人公に対して強いキャラクターを植え付けることができ、魅力的になったでしょう。

 

なんにせよ、何度もぶつ切りのラストの展開のせいでイマイチ盛り上がりにかけていました。本当に残念。

 

④スッキリもモヤモヤもしない『最悪のラスト』

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映画のラストには2つの展開があります。

それは『ハッピーエンド』と『バッドエンド』。

『天気の子』は、この2つのエンドがあまりにもどっちつかずでわかりにくいんですよね。

 

本作のラストは世界に晴れにするためにヒロインが犠牲になりましたが、無理やり引き戻してヒロインは戻りますが、日本は雨に沈むというような内容です。

 

本当、クソみたいなラストで草wwwww

 

って思いました。なんですか?このどっちつかずなラスト。

本当、これで終わり?え?って思いました。

 

バッドエンドにするなら、主人公・ヒロインの2人を犠牲にして日本を晴れにさせる。

 

ハッピーエンドにするなら、ヒロイン一人だとだめだけど、主人公も共に晴れ男になることで日本を晴れにさせる。

 

というラストにするべきでした。

正直、今回のラストはハッピーエンドで得られるスッキリした気持ちとバッドエンドで得られるモヤモヤする気持ちのどちらも得ることはできませんでした。

 

え?

 

と思って終わりました。

前に観た『ロスト・オブ・オデッセイ』という生涯一つまらない映画に共通するものを感じました。その時の感想を書いた記事はこれです。

www.chrono-blog.com

 いや~、本当に良くないラスト!!!

 

何もオチてないし、江戸時代に戻った???え???

みたいな感じですね。

 

人間がものを見て楽しいと感じるのは、ストレスとそれを開放した時のエクスタシーです。たとえば、ヒーロー映画はこれがわかりやすいですが、悪人が人々を困惑させる姿にストレスを感じ、ヒーローがやってきて解決することでストレスを開放し、人間はそれを楽しいと認識します。

 

今回は、ストレスを与えるだけ与えて、解決することもせず、ストレスを開放する場面がないので、ただただ気持ちの揺さぶりがなく終わってしまいました。

 

今作について良い点は正直何もないので、『天気の子』を観ることはおすすめしません。『君の名は』は、わかりやすい話の展開と新しい観点の映画としてとても良い作品でした。本作はただただきれいな空を描きたかっただけの作品のように感じます。

 

正直、時間を無駄にしました。二度と観返すことはないと思います。

 

最後の方は愚痴ばかりになりましたが、これで終わります。

明日もまた、よろしくお願いいたします。

 

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