DELPINOTE-とあるゲームディレクターの不思議な日常-

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ゲーム業界って残業だらけなのに給料低いんでしょ?

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  • ゲーム業界で働きたいけど徹夜で仕事をしているイメージで体力が続くか不安
  • 給料が低いと生活ができるか不安

 

このような疑問を今回は解決しようと思います。

 

私、デルピンはゲーム業界で働き初めて10年以上になるゲームプランナー(ディレクター)です。月商1億円のスマホアプリの運用経験があり、現場で色々と学んできました。しかし最初は私もこのような疑問を持っていましたので同じ悩みがある人に届いたらと思います。

 

今回の記事では実際に10年以上働いてみての生の声を掲載しています。その上で、まず言えることは、ゲーム業界の仕事は他の仕事に比べてとても大変というわけではなく、給料もきちんとした会社を選べば高給取りとなることが可能ということです。

 

ゲーム業界って残業だらけなのに給料低いんでしょ?

 

ゲーム業界の仕事について

まず、ゲーム業界の仕事について簡単に説明します。

 

大きく分けると、ニンテンドースイッチやプレイステーション5などの家庭用ゲーム機(コンシューマ)と呼ばれるジャンルとiPhoneやAndroidなどのスマートフォンで遊べるゲームアプリに分けられます。

 

最近はスマートフォンの性能もかなり高くなったので、ゲームアプリもかなりリッチになり、コンシューマのゲームと開発費・開発期間が変わらないものも少なくなくありませんが、今も多くの企業はスマートフォンのアプリの方で大きな収益を上げて、会社を成り立たせています。

 

今のゲーム開発は運用が基本

ゲームを作ると言われると新しいゲームをじゃんじゃか作っているイメージをする方が多いと思いますが、売上のメインはすでにリリースしたゲームの運用によるものです。

 

基本料金は無料で、多くのユーザに遊んでもらいながら一部の方々のありがたい課金によって売上は成り立っています。

 

なぜ、ゲームの運用がメインなのかというとリスクが少ないからです。新規ゲームは当たるものと当たらないものがはっきりと分かれますが、すでにリリースして多くのユーザを獲得できれば、その方たちにイベントにより楽しんで課金していただいたほうが安全に利益が出ます。

 

特に昨今は新規ゲームを当てることがかなり難しくなっていますし、広告費も高くなっています。とはいえ、ある程度運営をすると限界もやってくる可能性があるので、運用コストに見合わなくなればそのゲームは終了となってしまいます。しょうがないですよね、利益が出ないんですから。

 

ということで、ゲームの運用が基本ですが、新しいゲームを作らないというわけではないのです。会社に寄っては他社からゲームを譲り受けて利益を伸ばす運営専門の会社なども存在します。

 

年収は成人男性の平均年収レベル

さて、気になる年収の話をしましょう。結論としては世間の平均年収とさほど変わらない400万円台といった形です。

 

ゲーム業界の平均年収は?ゲーム業界の説明から企業別平均年収ランキングまで紹介 | 人材派遣・人材紹介のマンパワーグループ

 

世間の平均年収は30代が437万円、40代が502万円ということなので、大体平均と言って良いでしょう。まだゲーム業界は若い業界なのでコア層は30代・40代です。

 

【年代別・年齢別】平均年収ランキング 最新版 |転職ならdoda(デューダ)

 

なので、圧倒的に低い!ということにはなりにくいと言えると思います。娯楽産業なので、生活に必須の業界に比べたら年収が下がってしまうのは仕方のないことです。

 

とはいえ、生活する分には問題ないレベルの金額はもらえます。サンプルにデルピンの年収は34歳で500万円を超えている感じです。まあ・・・毎年上がる年金系のせいで手取りが増えなくて泣きそうなんですが・・・。

 

ゲーム運用が中心なので残業は減った

次に残業についてですが、今のゲームは運用が中心です。そうなると作ったからハイ終わり!とはならないので継続的な開発が必要となります。

 

なので、ある程度の生活のメリハリが必要になってきます。実際、忙しいときは残業もすることがありますが、9時半から働き始めて、18時半などの定時退社なんかも不可能ではありませんし、実際に私は基本定時退社しています。

 

とはいえ、遅くまで仕事があるような会社は存在しているので、一概には言えませんが新規タイトルの開発とは違うので残業は想像しているより減っていると思います。他の仕事と同じですね。忙しいときは忙しい、帰れるときはさっさと帰る。そんな感じです。

 

そして、新規ゲームについても書いておきますと今のゲームはリリース後のバージョンアップが可能なので製品にしたら最後だった昔のゲームほど現場は切羽詰まってはいないと思います。とはいえ、リリース目標などはあるので利益を少しでも早く出すために忙しくはありますが。

 

とはいえ、思ったほどデスマーチではありません。ゲーム業界をモチーフにした漫画とか小説とかは過激に書いている感じか、昔のイメージで書いているものが多いのでお気をつけて。

 

最後に

今回は

  • ゲーム業界で働きたいけど徹夜で仕事をしているイメージで体力が続くか不安
  • 給料が低いと生活ができるか不安

という疑問に関して、現役ゲーム開発者の立場から答えさせていただきました。

 

結論として

  • 年収は並ぐらいで生活には困らない
  • 残業はメリハリある形で昔ほど多くない

という感じです。

 

ゲーム業界は結構、他業種の方々が転職されてくるので、もし全然関係ない職種なんだけどどうしよう?みたいに思っている方でも積極的に応募してみてくださいね。

 

それでは今日はこの辺で!アディオス!